映画「スラムドッグ ミリオネア」 [テレビ・映画・音楽など]
@TOHOシネマズ府中、上演時間は約2時間。
NHK-BS1「きょうの世界」で、アカデミー賞の発表前後に特集されていたこともあり、概ねの荒筋は知っていたものの、通して見てみると考えていたストーリー展開と違う点もあり、集中力を切らさず観られた。
ミリオネアそれ自体よりも、回想シーンに出てくる幼少期の主人公たちを取り巻く環境が重い。インドでは、物乞いで施しされやすいように手や足を切断する、というような事を聞いたことはあるけれど、それに近いシーンが劇中で登場すると思わず、目を背けたくなる。その被害を受けた少年は成長して主人公に再会して「運が悪かったんだ」というシーンもやはり重い。
主人公のジャマール、ヒロインのラティカよりも、ジャマールの兄・サリームが気になった。三者三葉に時代に翻弄されながらも力強く生き抜いているが、特に兄のサリームがその翻弄の度合いが大きく感じられたから。ある意味で、もっとも現実に近い存在なのかもしれない。
それ以外では冒頭、浴槽に金を巻いているシーンは印象的で、それはその後に再びストーリーに繋がっていったのも印象深かった。
http://slumdog.gyao.jp/
NHK-BS1「きょうの世界」で、アカデミー賞の発表前後に特集されていたこともあり、概ねの荒筋は知っていたものの、通して見てみると考えていたストーリー展開と違う点もあり、集中力を切らさず観られた。
ミリオネアそれ自体よりも、回想シーンに出てくる幼少期の主人公たちを取り巻く環境が重い。インドでは、物乞いで施しされやすいように手や足を切断する、というような事を聞いたことはあるけれど、それに近いシーンが劇中で登場すると思わず、目を背けたくなる。その被害を受けた少年は成長して主人公に再会して「運が悪かったんだ」というシーンもやはり重い。
主人公のジャマール、ヒロインのラティカよりも、ジャマールの兄・サリームが気になった。三者三葉に時代に翻弄されながらも力強く生き抜いているが、特に兄のサリームがその翻弄の度合いが大きく感じられたから。ある意味で、もっとも現実に近い存在なのかもしれない。
それ以外では冒頭、浴槽に金を巻いているシーンは印象的で、それはその後に再びストーリーに繋がっていったのも印象深かった。
http://slumdog.gyao.jp/
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